2017/12/3
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酒は百薬の長? |
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新潟市北区の女性鍼灸師コラットはりきゅう治療院の佐藤尚子です。 忘年会シーズンになりましたね。 日頃からお酒を飲まれている方はさらにお酒の量が増え、お酒が弱い方は付き合いで飲まなければいけないこともあり、忙しい事とも重なったり、厳しい寒さなどで一層ご自分のお体に配慮していかないと体調崩しやすい状態ですよね。 「酒は百薬の長」というの有名ですが、身体に良い薬だからたくさん飲めば体に良いというわけではないのは皆様経験済みでしょう。 お酒はあくまで適量を飲めば体に良いということでして、適量って結構少ないんですよ。 ワインならグラス一杯、ウイスキー水割り一杯、日本酒一合など…。 カクテルやらチューハイやら焼酎や梅酒や紹興酒などいろいろお酒も種類ありますが、ようするに一杯程度でやめておくのが無難なようです。(好きな方には難しいですよね…。) 古代ギリシャで活躍したヒポクラテス。 この方今まで呪術的な治療から今に至る西洋医学に直接つながる科学的な医療を説いた方でして、「医学の父」「医聖」と言われている偉大な方なのですが 「ワインは薬の中で最も有益なものである。」という言葉を残しておられます。 じゃあワイン飲めば健康になるかというと、そんなに単純なものではないんです。 昔のワインと今のワインってそもそも違いますよね。 私が昔大酒のみだった頃(今はほとんど飲みませんが。)一緒にお酒を飲まれた人生の先輩方に言われたこと、一人ではなく何人も言われたのですが 「安いお酒は翌日残る。」 「高級なお酒は体に残らない。」 これ私の実体験ではその通りなんです。 安い居酒屋のチューハイを飲んだ日の翌日は頭が痛かったり、体がだるかったり、妙に熱っぽかったり。 アルコールの摂取量からしたらそうでもなくても、とにかく残っているんです。 ちょっと良い店(ちょっとではなかったりしますが…。)で飲んだお酒は翌日頭痛とかが無かったんです。 お店で飲まなくても家で飲んでもお酒によって自分の身体の調子はかなり変わりました。 私は日本酒は匂いで気持ち悪くなってしまうので苦手なので飲みません。 ビールも味があまり好みではないので、ほとんど付き合いでしか飲んだことがありません。 ワインを家で飲む事は以前はとても多かったのですが、翌日にひびかないワインがありました。 それは無添加のワインです。 食品添加物の類が体に良くないというのはご存じの方多いかと思います。 保存料とか着色料とか、まぁ体に良いわけがありません。 でもワインの多くには亜硫酸が含まれています。 ラベルを見てもらうと書いてあります。 ワインの添加物が入っている物を飲んだ日の翌日はなんか体調良くなかったりしていたのですが添加物が入っていない物を飲んだ日の翌日は、体調良いということが実際によくありました。 高級なワインはものすごくお値段張りますが、無添加のワインスーパーでも売っています。 新潟駅構内の輸入食品を扱っているお店なんかでも無添加のフルーツワインが売っていたりします。 私などはちょっと体調不良の時に輸入物の無添加のフルーツワインを飲んだ日には、プラシーボ効果もあるのか元気になった気がしたものです。 あくまでもグラス一杯でやめて、たくさんは決して飲みませんでしたが。 偉大な医学の父であるヒポクラテスの時代には食品添加物を入れたりとかって無かったかと思います。 なので、余計な物が入っていない物を選ばれた方がよろしいかと思います。 ちなみにお薬を飲まれていらっしゃる方、絶対にアルコールやめて下さいね。 アルコールが薬の作用を妨げたり、強めてしまったり、とにかく良い事何もありません。 危険以外の何物でもありません。 お薬飲まれていない方でもアルコール飲用に関係ある身体的、心理的などの健康問題は知っておいた方がよろしいかと思いますので列挙しておきます。 心理的、行動的……酔い、意識消失、二日酔い、記憶障害、一気飲みによる中毒死 依存症、耐性……飲まずにはいられなくなる、強くなる、飲まないと苦しい、眠れない、手指震戦、 妄想、幻覚出現 消化器……繰り返し刺激による咽頭、食道の他肝臓,大腸、乳房の発ガン、アルコール性肝炎、 脂肪肝、肝硬変、膵臓炎、 姙娠、胎児関係……流産、胎児の発育不能、奇形、低体重児 事故、災害……転倒、外傷、交通事故、溺死、火災 その他の身体的障害……脳の萎縮、アルコール性痴呆、健忘、末梢神経炎、心臓血管疾病 (脳卒中や心筋梗塞) 他にもお酒が原因ではないかと言われている疾患はまだありますが…。 忘年会は楽しく飲みたいですし、ウーロン茶やジュースでごまかし何とか飲み過ぎにならないように乗り切ってくださいね(=^・^=) 「酒は百薬の長。」とはいいますが、たくさん飲めばいいってものでもないのは私に言われなくても経験済みだとは思いますので、上手に調整してくださいね。
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